扇風機の別館資料室

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Nゲージ 国鉄山手線モハ11248東イケ(旧鉄道省モハ31形原形)を製作!

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今回は、kitcheNのクモハ11車体素材(真鍮キット)を組んで昭和29年更新修繕前の原型に近い頃の国鉄31系モハ11248を作ったので書きます。

 

(このへんにくだらない広告入ってると思いますがこれははてなブログの仕様で、僕が入れている訳じゃないです。なのでクリックしても僕にお金は入りません!!)

 

まー例の如く箱組みまで飛ばします。f:id:Marukyu:20241209081251j:image

おでこは直線雨樋に合うように削ります。運番窓等も不要なので削除。屋根はGMの306番キットの物を使いました。隣はまだ製作中のモハ30。
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さて、この車体素材は更新修繕後の仕様なので側面乗務員扉脇に縦のステップのモールドが並んでます。なので穴開けて別体化してみたのですが実車は更新修繕Ⅱ施工前には側面の屋根昇降ステップはないことが判明。これはおそらく昭和4・5年型ではおそらく妻面、5年型の6年型だと前面にあるのです。

まあ後になんとかします。
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縦樋を貼り付け。ほんとは丸管がよかったので真鍮線で作りたかったのですが板材の組み立てで強度があまりない上車端部への穴あけのリスクを考えて、kitchenのなんかの車体素材についてたほっそーい真鍮エッチングのパーツにしました。
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雨樋を全周に巻きます。前面も直線雨樋なので楽です。

取付は本来は半田がいいのですが屋根接着、整形後に取り付けたかったのでスプレー塗料(サーフェイサー)と緑キャップのセメントによる貼り付け方式(よくペーパーキットで使われるやつ)を採用しました。
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さーて、31系特有のランボードはプラ材で横向きの木の箱を作ってからてきとうな洋白板で横の面を塞ぐことにしました。ちょっと幅広かったかも。
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さて、本来ないはずのステップがついてるのは大変もどかしいのでカッターで削った後やすってパテで穴を埋めて削除しました。プラスチックなら簡単なモールド削りも真鍮じゃ一苦労。
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それに合わせて前面の手すりも修正。6年型はこの感じがいいですね。

配管カバーはプラ材で作成ですがお顔の上まで下りている場合屋根Rなどに合わせてカバーが非常に複雑な曲線形状を描いており、これを自作で表現するのは並大抵のアレじゃないなと思い屋根上部で配管カバーが途切れるタイプにしました。実車がどうだったのか分かりませんが・・・
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さて、手すりやサボ明け等をつけて各部を整えます。運転席窓上のホイッスル?はなんか適当なルーバーのパーツを切ってそれっぽくしましたがホイッスル?への配線は省略しました。実は、右の配管は空気作用管とかだと思うんですが5本とか束ねてあるんですよね。たいへん面倒なので2本にしましたが。
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もともとの顔と比べればなかなかよく仕上がったんじゃないかと?

ちなみにベンチレーターは形式図だと5個なのですがパンタ直後のやつは戦後撤去されてたようなので無しとします。
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さて、床下も組み立ててこんなもんで塗装に挑みます。

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なかなかうまくいったんじゃないでしょうか?
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マスキングして塗装。途中マスキングが剥がれた気がして吹き込んだ気がしてもう剥がす時かなり落ち込みながら剥がしたのですが実際はたいしたことありませんでした。ちょっと屋根色が明るすぎるような…

そういえば今回プライマーを変えて見ました。
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とゆーのも前回まで使ってたmrメタルプライマー改が尽きて、買いに行こうと思ったのですがimon、GMストア、タムタムと連続で回るものの無く、かわりに1000円とかするマルチプライマーみたいなのしかなくてですね。所持金500円じゃそんなの当然買えないわけで。で、その後ヨドバシやら何やら色々回り結局2時間探し6店舗目でようやくこのメタルプライマーに辿り着いた訳です。440円。某フィギュアまみれのビルの6階でした。これが最後の1瓶でしたね。本来はmrメタルプライマー改が欲しかったんですがこれで妥協したって感じですね。初めて使うのでどんなもんかハラハラしてたのですが・・・これが物凄い高性能で、このプライマーの密着ぶりったらありゃしない。なんか、今まで使ってたやつと違って透明で、それでいて物凄く密着するんですよ。なんか、透明なのにちゃんと層になるんです。物凄いですこれは。今まで使ってたmrメタルプライマーは一体何だったんだと思っちゃいました。もう全部これ使ってればよかったら
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いやはやプライマー変えただけでこんなに変わるとは。びっくりしちゃいました。
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ま、色差しして部品つけて完成!モハ11248(タイプ)です。配管カバーの長さの確証が取れなかったのでタイプとしていますが概ね実車通りかと。

やっぱ直線雨樋のモハ31はカッコいいですね。昭和4・5年型であればリベット多く魚腹台枠で裾も直線でもっと無骨でカッコいいのですがリベットの処理が面倒なのd…いやいや違います!サハは5年型で作ったので!変化を持たせるために!6年型にしました!(苦しい言い訳)

まあいいじゃないですか。

でもやっぱ配管カバーはあった方がいいね。どーにかアレを再現できないことか模索してます。

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さて、過去のやつと組み合わせて、昭和29年頃の山手線池袋区5連基本編成が完成しました。更新修繕前の美しい省線電車の姿を頑張って1/150にしてみたつもりです。あまり他の人がやらないような題材で作るのも面白いです。

ほんとは、山手線編成を作り始めた頃は1957年頃の更新修繕後の仕様で作ろうと思ってたのですが、というか実際それの方が何倍も簡単だしそれで進めてたんですが、やっぱ更新修繕前の原型に近いほうがかっこいいし省線電車って感じだなって思って結局昭和20年台末になりました。計画性なさすぎ。

まあ、あとは付属の3連ですね。こんどは品川区の3連にしようと思うのですが現時点で制作を進めているのはモハ11000だけです。残りはサハモハにしようかねえ。あと、前作ったモハ10もちょっと出来に気になるとこがあって作り直したいんですよね。まあそれもそのうちってことで。

じゃ今回はこんなもんで!

 

〜以下12/10追加〜

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ちょっと車内が寂しかったので座席と吊り革を置いてみました。多少スケールがアレですが無いよりはいいんじゃないかなと。あと、戸袋窓の貼り紙も貼ってみました。実車の写真を見てると戸袋になんか貼ってある写真がかなり多いのですが、デザインが色々違ったりしてよく分からないのです。ドアコックの扱い方とかでしょうか?OFF LIMITSの貼り紙とも違うようです。かなり多くの写真で見るので資料も多いと思ったのですが、結局真相はまだわかりませんでした。
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運転室内も。ポン付けですが。
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おかお。

配管カバーがないのと床下がちょっと寂しいですが実車の雰囲気は掴めたとおもいます。予定では、山手線の3+5を組む時こいつは池袋編成の中間に入ってしまうことになるのですがね。