今回は、西武所沢工場の入換用ガソリンカー、レカ1を作ったので書きます。今まで電車ばっか作ってたのでこのような小型車両の製作は初めてですが、よろしくお願いします。
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さて今回のベースは、3月の西落合のイベントで、スキマデザイン部のブースで買った別府鉄道レカ1の試作ボディです。
ていうか、イベントの1番の目当てはこれでした。
さて、帰ってから気づいたのですが、こいつかなり小さいぞ!
ちなみに別府鉄道のレカ1と西武のレカ1、直接の関係はないはずなのですが同じ日車のガソリンカーということで寸法は殆ど同じです。ただし顔にいちばんの違いがあります。というのも。
別府のは前面折妻なんですが西武の方は丸妻で・・・角をとらなきゃいけないんですよ。あとこっちには鮮魚台がありません。(同じく篠山からきたレカ2というのがありましたがこちらは鮮魚台はなかったみたいです)
さーてこれを、どうするかというと
レジンを曲げる?そんな馬鹿なことしません。パテで丸くします。うわぁ
中々きついです。これ。
積層跡とリベットも消します。
しかもレジンが中々硬いのでかなり苦労・・・
削ってる間に軽く実車の説明です。
西武レカ1は戦前の昭和9年だかに篠山鉄道が製造したレカ1というガソリンカーが元です。戦時中の1944年に篠山鉄道は廃止されましたがレカ1、レカ21、カハ22の3両が西武鉄道にやって来ました。それぞれレカ1、レカ2、キハ101Bとなり多摩川線で使用されるはずでしたが結局一度も使われることなく終戦を迎え戦後、本川越駅で放置されている間にレカ2は火事で半焼。その後キハ101Bは電車に改造されましたが(クハ1101として多摩湖線で使われるも1956年に脱線事故で転覆し以降休車)レカの2両は1955年になってようやく所沢工場へ回送されます。レカ1に関してはこのとき整備されたものの結局また本線では使われず所沢工場で入換用に使われたみたいです。レカ2に関してはお察しください。その後1963年に残ったレカ1は鮮魚台やエンジン一式を外し上武鉄道に行きハフ3として1972年まで使われます。これは割と有名ですね。
さーて
パテサフヤスリを繰り返して・・・.
まあまあ丸くなってくれました。つらかった。特に雨樋とウィンドウシルの間が。
てか動力についてなんも考えてなかったのよね。中々小さいです。
特に困るのが幅。
というのも、こんな狭いので・・
結局ナローガレージの動力を使いましたが送料とか合わせて6500円飛びました。まあ仕方ないですね。動きはかなりよいです。
鮮魚台を作ります。床は鉄コレの切り継ぎで余ったボディ側面の一部、柵はクエ28の窓保護棒のパーツをきったりしたやつです。
接合。流し込み接着剤でつけてからアロンアルファで固定。
ステップはJR無線アンテナの台座パーツをいじくって作りました。
ホチキスの針を改造して排障器を作りました。こんな感じかな。さて塗装です。
黄かん色は先に吹きます。隣は蒲原。
塗装はなかなかうまくいきました。
次は色差しですが今回は色差し箇所はほとんどありません。
動力をつけます。台車は似たようなのがなく、マイクロエースの781系の台車を切った結局ものを車体側につけました。
ラジエーターをつけたり窓入れたり。
車番ですが「レカ」の文字なんてないので後でインレタ作ろうと思います。
さて仮完成?
比較用に西武551系。こんな小さいんですよ・・・なかなか可愛いです。
レカ1は前、初めて写真を見た時にかカワイイなと思いずっと作りたかった車両だったので今回ある程度完成させられてなかなか嬉しいです。まさかこんか早く実現するとは思いませんでした。
はじめてのレジンボディということで途中で曲げちゃったりトラブルがありましたが今後もたまにレジン使うかもしれないのでいい経験になったと思います。
あ、蒲原61も書くよ。