今回は、IORI工房の省電サハ25キットから西武のサハ2001形を作ったので書きます。(界磁チョッパの2000系ではなく木造のサハ2001です)
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制作前の状態。
実車は、1952年から54年にかけて国鉄のサハ25を譲受した車両です。西武が戦後国鉄から大量のガラクタを譲り受けたのは311系で有名ですが、大正期の木造車も50両近く含まれ、その多くは一度も使われる事なく鋼体化されるのですが、一部は整備の上木造車体のまま1〜2年程度、サハ2001、クハ1221・1271形として走りました。木造車の中でも古めのサハ25が殆どで、サハのままの物が2001、運転台をつけたのが1221と1271です。モハ1改造のクハが2両ありますが電動車はありません。
この3形式は、実際に運用されたか不明な車両や種車が重複している物、すり替わっている物もあり、その全容は未だに明らかになっていません。
運転台取付以外はほぼ国鉄時代の姿のまま運用(戦時ガラス不足でついた大量の窓桟もそのまま)されたものの、これらは総じて短期間の使用に留まり、3形式とも1955年までに鋼体化名義で1411系等になり姿を消しました。後に来るモニ1はまた別のお話です。
さて駄文が終わったところで模型の方をやっていきます。
カッターで切り出し。
スティックのりで貼り付け。
シルヘッダーや雨樋等を貼るのですが、自分はこうやってサーフェイサーを吹き、プラモデル用の接着剤や薄め液で溶着しています。サーフェイサーが接着剤代わりです。
貼り合わせたところ。
この車は狭幅車なので鉄道省時代からステップがついています。3Dパーツは瞬間接着剤で。
床下。今回は付随車なので台枠もつけます。
箱になりました。
屋根をラッカーパテで整形。3Dの屋根です。
サーフェイサーを吹いたところ。シルヘッダーのボコボコもならしておきます。
割といい感じかも?
床下もちょっと再現してみました。実車はかなりスカスカだったようで、ちょっと物足りないんですよね。
さーて塗装ですが塗装中に写真を撮っていませんでした。
まあそこそこうまくいったかな?屋上ステップはボナのパーツです。
車番を貼り付け。途中、インレタの台紙に塗膜が持ってかれる事件が発生しましたが、これはインレタが劣化でベタベタになっていたためです。インレタの袋の中に1滴くらいシンナーを垂らし袋を閉じ数分待てばシンナーの蒸気がインレタののりの面に染み込んで、しっかり転写できるようになります。
床下。艶消しにすべきでしたね。
まあ、何はともあれサハ2001完成です。サハだけあってどうすんだと言われそうですが電動車の製作予定は・・・ないです。木製扉の311系が中々作りにくいんですよ。台所からも311は出ていないので・・・ていうか、1954年頃って中々中途半端な時代で、あんまり興味がないのです。て訳でこのサハ2001は実車同様殆ど使うことなく車庫の隅におります。
てなわけで今回はこんなもんで。
今日はもうひとつ記事を出します。