クハ455-702の前方の客扉付近を映した写真です。
何か違和感が…
そう、戸袋窓(?)の位置です。
この窓の位置までドアが引かれることは、まずなさそうですが、、、
そこで本来のクハ455の窓配置と照らし合わせてみると、、、
本来の戸袋窓があるはずの位置には壁があり、一番前の客用窓があるはずの場所に戸袋窓のような窓があります。
実は戸袋窓に見えるだけで戸袋窓ではないのでは?と思う方もいるでしょうし、僕も最初はそう解釈していました。多分、方向幕を設置するときに収まらないから窓を小さくしたのかな…
しかし、この説には、いくつか疑問が出てきます。
なぜ、戸袋窓のような2重窓にする必要があったのか、ということと、なぜ、ドアが入りそうな空間があるのか、ということです。
戸袋窓とは違う、しかし普通の窓とも違う形状になっています。
そして、切り継ぎ跡みたいなものも。
一つ、仮説を立ててみました。
運転台設置により、車端部のドアをボックスシート1区画(1マス)分後方に移設する際に、
413系に合わせて方向幕も設置しようとした。
だが、455系は413系より窓の高さが高いので普通の窓の上には設置できない。
かといって車端部に設置することはできない。
ということで幕を設置する部分の窓の高さを下げることになった。
しかしわざわざ小さい窓を開けるのは面倒だし、それに戸袋窓の隣にもう一つ小さい窓が並ぶのは113系5300番台みたいでカッコ悪いし、、かといって方向幕を設置しない訳にはいかないし、、
ということでこの3つの問題を同時解決するために、まずドア部分を1マス分後方に移動させる。さらにその戸袋のH窓を切り取り、後方のユニットサッシ窓に移植する。
そして、その元ユニットサッシがあった場所に、小さいH窓ができたので
その上のスペースに方向幕を設置した、
こういうことなのではないかと。
サハ時代にも、この場所に戸袋窓はなかったはずです。
ま、まさか、、、
まあ、真相は分かりません。
そして次回は後方のドアを解説…
これもおかしい。